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はじめまして、倉木 真二と申します。
私はゴルフ研修生として、またゴルフ工房のクラフトマンとして愛するゴルフ業界に携わり続けて参りました。
私自身、今でこそさほど練習しなくとも平均70台のスコアでラウンドし、ベストスコアでは60台をマーク出来るようになりました。
しかし昔はいくら練習をしても全く上手くならず、気の遠くなるような本当に悲惨な時代が続いていたのです。
(ゴルフ研修生とは、ゴルフ場の寮を借りてグリーン刈やキャディなどを行い、住み込みで働きながら空いた時間を利用してコースで練習を行い、プロを目指す者たちのことです)
私が働いていたゴルフ場にも、プロを目指す研修生は沢山いました。
そして、研修生同士では
「ニギリ」
と言うものを必ずと言っていい程行ないます。
ニギリとは、お金を賭けてゴルフの勝負をする事です。
研修生の給料は非常に少ない為、
(私の働いていたゴルフ場では月5〜7万程度でした。)
新しいクラブを購入する資金や生活費等を稼ぎ出す為に
ニギリを行い、他人のサイフに喰らい付くのです。
当然ながら半強制的に、私もニギリをやらされたのですが、
私はそのゴルフ場で1番下っ端の新人だった為に先輩のカモにされ、給料が無くなるまでニギリ代をむしり取られていました。
「このままでは潰されてしまう…」
そう感じた私は、ニギリで勝てるようになる為、
生活していく為に死に物狂いに毎日毎日練習をしました。
朝はまだ薄暗い内から誰よりも早くコースへ向かい、
夜は遅くまで、近くのゴルフ練習場の支配人の特別のご好意で
営業終了後に球拾いをする事を条件に、無料で練習させて頂きました。
「人の2倍…いや、3倍練習すれば上手くなるはず!」
そう信じて朝早くから夜の11時まで、狂ったように練習をしたのです。今思い返しても本当につらいものでした。
しかし、必死の練習とは裏腹に、気がはやるばかりで上達が見られず
先輩研修生のカモにされ続けてしまいました。
「何でこんなに練習しているのに上手くならないんだ!!!」
悔しさと心苦しさのあまり血管が切れそうになりながらも
更なる練習をこなしましたが、一向に勝てる気配はありませんでした。
そんな毎日が2年も続き、私はある事に気付いたのです。
「よく分かった。ゴルフに必要なのは努力じゃなくてセンスか・・・」
ボロボロになった私はもうゴルフが嫌になり、
ゴルフなんて辞めてしまおうと本気で思いました。
そんな風に思っていた矢先、私はある一人の人物と出会ったのです。
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